結論を3行で見る
  • 高く売りたいなら正絹の訪問着・振袖・留袖・加賀友禅・大島紬・結城紬など、素材と産地が分かる着物は着物専門の宅配買取が向いている
  • 早く片付けたいならたとう紙ごとダンボールに入れて送れるサービスが多く、自分でたたみ直す必要がない
  • 値段がつきにくいならポリエステル・化繊の普段着、シミ・カビ・黄ばみがひどい品は値段がつきにくい。ウエス(掃除用布)に再利用するか古布回収へ

選び方のヒント

買取相場の目安数百〜数万円作家物・産地物は伸びる
手間の目安写真 + 発送 or 出張着物専門が向く
入金の目安最短 1 週間査定額同意後

当てはまるものをタップしてください。

正絹の訪問着・留袖・振袖がある着物専門の宅配買取で証紙も一緒に送る

タンス1棹分以上の大量出張買取で一気に片付ける

浴衣・半幅帯・草履など小物フリマアプリで個別出品

化繊の普段着や状態の悪い品寄付・譲渡か自治体の古布回収

着物は「素材」と「格」で査定が大きく分かれる

タンスの奥で眠っている着物は、「値段がつくもの」と「ほとんど値がつかないもの」の差が極端です。まず確認したいのは素材で、正絹(しょうけん=絹100%)か、ポリエステル・化繊かでスタートが変わります。次に「格」。訪問着・振袖・留袖・色留袖のような礼装は需要があり、普段着の紬・小紋は作家物でない限り控えめな査定になります。

帯も単体で価値がつきます。袋帯・名古屋帯・丸帯は需要があるので、着物と一緒にまとめて送ると効率的です。

査定が動きやすいのは衣替えや成人式・卒業式シーズン前で、9月や年明け1月は和装の需要が高まります。急がない場合はこの時期に合わせて出すのも一つの手です。

売れやすい条件

  • 正絹(シルク100%)の訪問着・振袖・色留袖・黒留袖・色無地
  • 大島紬・結城紬・塩沢紬・久米島紬などの伝統織物
  • 加賀友禅・京友禅・江戸小紋などの作家物や伝統工芸品
  • 証紙・証明書・落款(作家のサイン)が付いている
  • シミ・カビ・黄ばみがなく、たとう紙に包まれた良好な保管状態
  • 袋帯・名古屋帯で金糸銀糸の織が入った格の高い帯
  • 反物(仕立てていない未使用の生地)も査定対象になる

売りにくい条件

  • ポリエステル・化繊の普段着・浴衣(素材そのものの流通価格が低い)
  • シミ・黄ばみ・カビ・虫食い・裏地のシミ出しがある
  • 仕立て直しやサイズ直しが難しいほど身丈が短い古い着物
  • 洋装化が進んだ昭和後期の量産品
  • 喪服でも黒留袖ではなく化繊の略礼装

処分の選択肢

1. 着物専門の宅配買取

着物は専門業者の査定精度が飛びぬけて高い品目です。素材・産地・作家・格をきちんと見てくれるので、ネットで「着物 宅配買取」と検索して出てくる専門業者から選ぶのが王道。たとう紙ごとダンボールに詰めて送る形式が一般的で、査定結果はメール・電話で確認、納得できれば入金という流れになります。

2. 出張買取

タンス1棹分・桐箱ごとなど大量の着物・帯・和装小物がある場合は、出張買取のほうが手間が少ないです。査定員が自宅まで来てその場で値段を提示し、納得すれば当日現金で受け取れる業者もあります。女性査定員を希望できるところもあり、家から出したくない高齢の方や、祖母の遺品整理で大量の着物が出てきた場合に向いています。出張料・査定料・キャンセル料が無料か、出張対応エリアに入っているかは申し込み前に確認しておくと安心です。

3. リサイクル着物店・アンティーク着物店

古い着物や帯をリメイクして販売する専門店もあります。作家物やアンティーク物に強い店では、一般の買取業者とは違う基準で値段をつけてくれることがあります。店舗の取り扱いジャンルを確認してから相談するのが確実です。

4. フリマアプリで個別出品

浴衣・半幅帯・帯留め・草履などの和装小物は、フリマアプリでも需要があります。特に夏場の浴衣や、コスプレ・写真撮影用の需要は根強く、専門買取では値段がつかないような普段着の着物でも、個別出品なら数千円で売れることがあります。

5. 寄付・譲渡

着付け教室・日舞教室・演劇サークルなどが「練習用の着物」を受け付けていることがあります。地域の掲示板や自治体のリユースセンターに問い合わせると、次の持ち主に渡せる可能性もあります。

6. 古布回収・ウエスへの再利用

汚れて売却できない着物は、自治体の古布回収(資源ごみ)に出すか、掃除用のウエスとして最後まで使い切る方法があります。絹の着物は色柄がきれいなので、はぎれ素材として手芸用途で譲渡先が見つかることもあります。

注意点

証紙・証明書は必ず一緒に送る

大島紬・結城紬・加賀友禅などの伝統織物には、産地や織元を証明する証紙が付属していることがあります。証紙の有無で査定額が数倍変わる品もあるため、「ただの紙切れ」と捨てず、着物と一緒に送ってください。落款(作家のサイン)も査定に影響するので、一緒に保管しておくのが安心です。

たとう紙ごと送っても問題ない

「着物をきちんとたたみ直してから送らなきゃ」と構えてしまう人が多いのですが、専門業者はたとう紙ごと段ボールに詰めて送って問題ありません。査定時にたたみ直してくれるので、素人の折り方で型崩れの心配をするより、現状のまま送るほうが安全です。

シミは無理に落とさない

黄ばみやシミを自分で洗い落とそうとすると、色落ちや縮みで査定額がさらに下がることがあります。絹は自宅で水洗いすると縮むため、気になる汚れはそのまま査定に出して、業者の判断に任せるのが賢明です。

よくある質問

シミや黄ばみがある着物でも買取してもらえますか?
状態によります。シミが小さく目立たない位置なら買取対象、大きい黄ばみ・カビ・虫食いがあると買取不可です。ただし正絹の振袖・訪問着・色留袖などは生地として価値が残るので、専門業者(バイセル・福ちゃんなど)の方がチャンスがあります。
祖母の遺品の着物、どう査定すればいいですか?
出張買取の専門業者を呼ぶのが一番効率がいいです。素人目には価値が分からない作家物・伝統工芸品が混ざっていることがあります。総合リサイクルでは「タンス一式 3,000円」のような扱いになりがちなので、必ず着物専門で査定してもらいましょう。
証紙や落款がない着物はどう扱われますか?
証紙(産地証明)があれば査定額が大きく上がります。大島紬・結城紬・本場黄八丈などは証紙の有無で5〜10倍違うことも。証紙がなくても織りや染めで判断する業者があるので、証紙が見当たらない場合でも一度査定に出してみる価値はあります。
帯や小物も一緒に買取してもらえますか?
むしろ一緒に出すべきです。袋帯・名古屋帯・草履・帯締め・帯揚げ・かんざし・髪飾りなどはセット扱いで査定額が上がります。和装小物だけだと送料負けするので、着物本体と一緒に出すのが基本です。

この品目におすすめの買取・譲渡先

自分の状況に合ったサービスを選んでください。料金や条件はサービス側で改定されることがあるので、最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。

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